ジオ×トリックファー

複合素材

【JAPAN TEXTILE CONTEST 2023 準グランプリ】

 

企画意図

基本的な技法であるシングルジャガードの表裏の違いに着目した新しい提案。

幾何学とファーという全く異なった性質を持つ表現をリバーシブルとして1つの編地に表現しました。

シングルジャガードの弱点の一つである引っ掛かりを毛同士絡まらせることで解消しつつ、獣毛表現をする上での長所として昇華しました。

表現の複雑さに対して編み効率が良く、目寸が軽い部分もポイントです。

 

審査講評

横編み機によってパネルで編み出し、裏面に加工を加えてリバーシブルテキスタイルとして提案されたこちらの作品は、多数のテキスタイルが並ぶ選考会場でも独自の存在感を放っていました。

弱点も視点を変えることで新しい発想に繋がる。新しい発想が生産現場に入ることで生まれるお手本のようなテキスタイルデザインだと思いました。

(審査員 宮浦 晋哉 ㈱糸編 代表取締役

 

混率

N26,W24,Ap23,Mo21,An6

 

サンプル請求先情報

㈱ウメダニット

芳賀 空 / 小川 莉央

0250-43-0600

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企業情報

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JAPAN TEXTILE CONTEST 開催委員会

〒491-0931 愛知県一宮市大和町馬引字南正亀4-1
Tel.0586-46-1361 Fax.0586-44-7455

https://www.fdc138.com/jtc/index.html

テキスタイルのクリエーションの顕彰を通して「次代のテキスタイル産業を担う人材の発掘・育成」、「テキスタイル産業における技術力、デザイン力、マーケティング力の強化」を目指しているジャパン・テキスタイル・コンテスト、その歩みは、1991年開催の「国際ファッション&テキスタイルウィーク'91―FATEX '91」に遡ります。
それから12年後の2002年、ジャパン・テキスタイル・コンテストは、装いも改め、新たなスタートをきりました。