未加工の生地には、生地を織る時に使った油分や汚れが付いているので、それを洗い落とします。
生地をもみ洗いすることで、生地にボリューム感を与える効果もあります。
特にウールでは縮絨*という工程があり、ウール独特のふくらみ感、柔らかさはこの工程で決まります。
* 縮絨(しゅくじゅう)=繊維に水分、熱、圧力をかけて互いに絡ませ生地を緻密、地厚にすること
2019年に染色機から出る未利用熱を回収し、精練機で再利用する設備を導入しました。
染色機から排出される熱湯を回収し、精練用水として再利用するものです。
これにより、生地を加工するのに必要なエネルギーを削減し、地球環境保護に貢献します。
洗絨(せんじゅう)
染色整理