< 加工 >
織り上がったままの生機の状態では、粗硬な風合いで、毛織物としての商品価値の点から見れば
未完成の状態です。
機械的・物理的・化学的な処理を行うことで、毛織物独特のコシ・ヌメリ・ふくらみを引き出します。
そうして上質な肌触りや風合い、機能性などの商品価値を高めていきます。
長年にわたって磨かれた技術によって、様々な処理方法を確立してきた三甲テキスタイルでは、
数ある処理方法を組み合わせることで、いろいろな仕上げ方が出来ます。
また、防臭や抗菌、撥水加工を施したハイテク素材へのニーズにも対応することができ
多岐にわたる特殊加工技術を備えています。
三甲テキスタイルを代表する加工技術のひとつに縮絨があります。
ミネラルをふんだんに含んだ伏流水を利用し、水に濡れると縮むというウールの特性を生かして
熱や圧力を加えながら反物を揉みこみ、繊維を収縮させます。
そうする事で、ぐんとふわふわになり肌触りの良さを味わうことができるのです。