大垣工場 染色工程

原料染/糸染

< 染色 >

原料や素材によって染料や温度を変え、そのものに合った最適な方法で染めていきます。

培われてきた熟練の技術により染料を調合し、微妙に変化する糸や生地の状態を見極めながら

丁寧に調節していきます。

 

三甲テキスタイルでは、糸の状態で色をつける糸染めと、生地の状態で色をつける反染めの二種類の

方法で染色しています。

 

「 糸染め 」では、バスと呼ばれる大きな窯の中に糸を並べて投入し、染色を行います。

三甲テキスタイルでは、10kgにも満たない少量染めから、数百kg単位の大きな量の染色が可能です。

糸の状態で様々な色を再現することができるので、チェック柄など主に柄物の織物を織る際に使われます。

一方「 反染め 」では、生地糸(白糸)の状態で織り上げた、生機(きばた)と呼ばれる反物を

使用します。

それを、大きな筒状の機械に投入し、回転させながら高温で染色していきます。

 

染色や洗浄の工程では大量の水を利用します。

三甲テキスタイルでは季節による温度変化が少なく、毛織物に最適な水質(軟水)を持つ天然地下水を利用して

いるので、柔らかくしなやかな毛織物を生産することができます。

また、天然の軟水は色素と結合しやすく、蛍光色から濃色まで幅広く多彩な色を表現することが可能です。

良質な天然地下水によって、ウールの特徴でもある光沢感を引き出しやすく、風合いのいい毛織物を作り上げています。

 

企業情報

Company information

三甲テキスタイル株式会社

〒503-0026 岐阜県大垣市室村町3-74
Tel.0570-02-3535 Fax.0584-78-3036

https://www.sanko-textile.co.jp/

当社は水の都 大垣で糸から生地までを一貫生産する生地製造メーカーです。
1914年(大正3年)、大垣市に毛織物工場を創設して以来100年にわたり羊毛の性質を生かした毛織物の製造を行っています。
大垣市は、古くから「奥美濃・北アルプス」を水源とする良質な天然地下水(伏流水)の恵みにより「水の都」と呼ばれています。