大垣工場 紡績工程

紡績

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生地作りの素材となる糸を紡ぐ(紡績)工程です。

当社ではウール原料をメインとした紡績機能を持っており、そこにポリエステルなど

複数の原料綿を混ぜ合わせる事で、お客様のニーズにあった糸を作ります。

 

まず、「 前紡 」という工程から紡績は始まります。

指定の比率の糸になるよう原料を混ぜ合わせ、細かい針の櫛で引き伸ばしながら

繊維の方向・長さなど平行度を高めていきます。

さらに細かい針の櫛で何度も引き伸ばし、糸になる前の「 粗糸 」を作ります。

この段階では、僅かに撚りが掛かっている程度で、まだ細長い綿の状態なので

簡単に解けてしまいます。

 

ここから、「精紡」という工程に移ります。

粗糸を定められた太さまで均一に引き伸ばしながら、撚りを掛けます。

最後に、撚りが戻らないよう蒸し機でセットし、1本の糸(単糸)が完成します。

 

但し、このままでは強度が十分ではないので、1本の単糸と単糸を

さらに撚り合わせ双糸と呼ばれる糸にします。

こうして出来上がった双糸を、実際の織物の糸として使用します。

 

企業情報

Company information

三甲テキスタイル株式会社

〒503-0026 岐阜県大垣市室村町3-74
Tel.0570-02-3535 Fax.0584-78-3036

https://www.sanko-textile.co.jp/

当社は水の都 大垣で糸から生地までを一貫生産する生地製造メーカーです。
1914年(大正3年)、大垣市に毛織物工場を創設して以来100年にわたり羊毛の性質を生かした毛織物の製造を行っています。
大垣市は、古くから「奥美濃・北アルプス」を水源とする良質な天然地下水(伏流水)の恵みにより「水の都」と呼ばれています。