奥村 凌雅 (加工課)

スタッフ

・私の仕事

私は、加工課で反物の仕上げ加工に携わっていて、主に蒸絨・釜蒸絨工程で

仕事をしています。

蒸絨とは、反物を蒸気で蒸す事によりシワの防止や形状を安定させる工程です。

釜蒸絨は蒸絨と同じく反物を蒸気で蒸して形状を安定させる工程ですが

蒸絨より高温・高圧で蒸す事により毛織物の風合いをより引き出す事が出来ます。

どちらも仕上げ加工の最終工程でとても重要な役割を持ちます。

 

 

 

 

 

 

  ・仕事のやりがい

  自分が携わった反物が製品となり、生活の一部になっているという事に

  やりがいを感じます。

  蒸絨・釜蒸絨の工程を通すことで、粗い生地に熱と圧力が加えられ

  素材に風合いが出る様子が確認出来ます。

  工程を通す前では服地に出来るようなものではなかった生地が

  柔らかく変化する様子を見ると感動します。

  私の携わった素材が採用され、実際に着用されている様子を見ると

  自分の業務が役立っていると実感し、嬉しく思います。

 

 

  

 

・業務上のこだわり

自分の失敗で他の工程の人に迷惑をかけないよう丁寧かつ迅速な

作業を意識しています。

蒸絨・釜蒸絨という工程において、反物を仕掛ける際、反物がゆがんだり

シワになったまま巻いてしまったりすると

その形状でセットされてしまい工程を戻さなければならなくなります。

そうなってしまうと他の工程の作業者に迷惑がかかってしまうだけでなく

反物が使えなくなってしまう可能性があるので、そうならないように

細かく確認を行いながら作業を行っています。

蒸絨・釜蒸絨はどちらも仕上げ加工の最終工程でとても重要な役割です。

この工程の通し方によって反物の仕上がりが変わるので、失敗をしないよう

丁寧かつ迅速に作業をするよう心がけています。

 

企業情報

Company information

三甲テキスタイル株式会社

〒503-0026 岐阜県大垣市室村町3-74
Tel.0570-02-3535 Fax.0584-78-3036

https://www.sanko-textile.co.jp/

当社は水の都 大垣で糸から生地までを一貫生産する生地製造メーカーです。
1914年(大正3年)、大垣市に毛織物工場を創設して以来100年にわたり羊毛の性質を生かした毛織物の製造を行っています。
大垣市は、古くから「奥美濃・北アルプス」を水源とする良質な天然地下水(伏流水)の恵みにより「水の都」と呼ばれています。